Q & A 

天皇家と源平藤橘

 俗に源平藤橘と呼称される四大姓氏は、古来より憧れの家系でもある。
 藤原氏を除く源氏、平氏、橘氏は天皇家の支流でもあり皇別の氏族群の代表的家系である。
 藤原氏が四姓に並称されるのは、鎌足の子不比等以降代々皇室の強固な外戚となったことである。
 聖武天皇から今上天皇まで85人の天皇(北朝天皇も含む)の母方の実に78.8%が藤原氏の出自なのである。
 藤原氏の中でも北家が栄えて、良房以降は摂政・関白に就任する家が嫡流となり摂関家と呼ばれるが、鎌倉時代に入ると5家に分かれ五摂家が成立する。
 近衛家は五摂家筆頭と言われ、藤原氏を代表する家系であるが、19代信尋は天皇家からの養子であり、32代忠Wも細川家からの養子であり、名目はともかく現代の藤原氏筆頭家は天皇家の支流なのである。
 源平藤の三氏は永く公卿の地位にあり妥当だが橘氏は何故だろう。
 平基親の「官職秘抄」に「外記史に四姓(源平藤橘)の人を任ぜず」とあり、平安時代末期頃から源平藤橘の四姓を高貴な姓とする世習が成立していたことがうかがわれる。


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